今年度は、毎週水曜日の1限目に道徳の授業を行っています。2年生のあるクラスの授業では、 「友情を深めるために、SNSはあった方がいい?」という問いに対して、「そう思う」「そう思わない」の度合いをクラスのみんなで黒板にネームプレートを貼りながら、互いの意見を共有していました。 また、1年生のあるクラスでは「トマトとメロン」という教材で授業を行っていました。とても内容のある詩でしたので、紹介したいと思います。 「トマトとメロン」 相田みつを トマトにねえ いくら肥料をやったってさ メロンにはならねんだなあ トマトとね メロンをね いくら比べたって しょうがねんだなあ トマトより メロンのほうが高級だ なんて思っているのは 人間だけだね それもね 欲のふかい人間だけだな トマトもね メロンもね 当事者同士は 比べも競争もしてねんだな トマトはトマトのいのちを 精一杯生きているだけ メロンはメロンのいのちを いのちいっぱいに 生きているだけ トマトもメロンも それぞれに 自分のいのちを 百点満点に生きているんだよ トマトとメロンをね 二つ並べて比べたり 競争させているのは そろばん片手の人間だけ 当事者にしてみれば いいめいわくのこと 「メロンになれ メロンになれ カッコいいメロンになれ! 金のいっぱいできる メロンになれ!!」と 尻ひっぱたかれて ノイローゼになったり やけのやんぱちで 暴れたりしているトマトが いっぱいいるんじゃないかなあ